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書にとって最小の単位は点である。点が線になり文字になる。しかしそれは決して平面なもので無く筆の上下運動を用いた奥がそこにはある。その深さを筆線の中に用いたのが書の点。墨はその筆跡を残しつつ浸透しさらに奥へ奥へとつき進む。それはまさに文字(声)になる前の感動を刻み込んだ原始の痕跡と言えるのではないだろうか。
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