Contemporary Japanese calligraphy artwork and designwork



私の母親 宮本信代の墨の絵を御紹介致します。

書道から油絵へ

十数年前まで書の世界にいたが、筆を絵筆に変えた。油絵を一から勉強した。裸婦クロッキーや外国への写生旅行、公募展への出品。五十歳からの勉強だったが、こんなにたのしい忙しい日々を過ごすとは思わなかった。

もう一度墨にかえる。

今もその延長線上にいるが、数年前から長年続けた書を生かして絵を描こうと独学をはじめた。墨に七彩ありと言うが、墨は生き物で気合いを入れないと発色しない。
一筆失敗すれば反古になる。

雪舟のような

拙作ながら毎日反古の山を築きつつ生まれたものばかりです。
試行錯誤の中、まだまだ私なりの表現が出来そうで墨を磨ることが楽しみになっている。部屋中反古が散らかり描き苦しんでいるときが至福。雪舟の破墨のように外国や裸婦を描きたい。夢である。